滑原鉄工所
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矢印 スーパーバケット
バケット工法

 生コンを型枠などに打設する工法の中の1つです。
 ミキサー車などで運び込まれた生コンを、バケットに移し替えてクレーン等で打設現場に搬送し打設します。
 生コン打設工法としては、他にはポンプ打設工法が採用されております。
 また、比較的打設量が少ない現場や型枠形状が複雑で少量に分けて打設する場合にもバケット工法が有利となります。
クレーン搬送時バケット

砂防堰堤工事 楊壁工事 消波ブロック打設工事 護岸湾岸工事
砂防堰堤工事 楊壁工事 消波ブロック打設工事 護岸湾岸工事



バケット工法の利点
  
 生コンをそのままの状態で搬送・打設するため、ポンプ圧送に比べて材料分離、骨材損傷がなく品質面に優れています。
  
 ポンプ圧送では難しい高強度品質を必要とする固練りコンクリート構造物の打設に向いています。(口太タイプ/バイブレータが必要な場合があります。
  
 バケット打設口の形状の工夫により、複雑な形状の型枠でも効率的に打設できます。
  
 作業効率の悪い広範囲・少量打設に最適です。
  
 作業後の機器の清掃、メンテナンスが容易です。
  



スーパーバケットの特徴
  
 容量及び、さまざまな打設現場に特化した形状の機種を豊富に品揃えしています。
  
 お待たせしません。ほぼ即納体制です。(一部機種除く)
  
 安全、快適にご使用いただけるように全機種に標準装備。
  

指詰め防止 調整チェーン1 調整チェーン2
 不意に吊カンが倒れても隙間があるため指つめを防止します。          打設時は生コンの反動で扉が開こうとします。開閉
        ハンドルに付属のチェーンを引っ掛ければ適当な位置
        で扉が止まります。
         開度規制(打設量調整)に便利です。



型式別バケットの特徴および仕様


一般型
標準型
土木工事現場を初めとして最も普及しているタイプです。
 
A I N型 
背低型
直接生コン車から投入できるように背の低い形状になっております。
  
A I N型
口太型
低スランプの生コン用に打設口が大きくなっています。
   
A I N型

専用型
横打設用
一般型が真下方向に生コンを出すのに対して、本バケットは横方向に生コンを出します。擁壁工事などに最適です。
L J O型
型枠用
2次製品工場や建築現場など、打設口の狭い型枠に少量ずつ生コンを打設する場合に効果を発揮します。
W V X型
高流動用
高流動コンクリート運搬時でも、漏れにくい構造になっています。
BR C U型
ダム用
大量の生コン打設を遠隔操作で安全に行うことができます。
HH K型
掘削機用
掘削機のアタッチメントとして使用します。
消波ブロック工で多く利用されています。
BB EE型
ホッパー
シュート

急斜面直下の打設時に生コンの分離を抑えます。
組み合わせ連結により、長さが調整できます。
QQ RR型
土砂用
残土、栗石などの運搬用です。
M Q型

遠隔操作型

通常は、手動ハンドルを上下して打設口扉の開閉を行いますが、開閉操作はある程度の力を必要とします。
また作業足場が悪いなど、時として危険な場合があります。最近ではコンクリート二次製品工場などで遠隔操作できるバケットの納入が増えています。
遠隔操作型



バケットの選び方
       
 現場にて優先する内容により、最適なバケットの型式を決めます。
  
@ 生コン車からバケットへ直接生コンを受けたい場合には、背低型が最適です。
その他は、バケットを置く受け入れ場所を掘り下げる等の工夫が必要です。
  
A クレーンの吊り上げ荷重や、1回当りの必要打設量からバケットの容量を決めます。
配合によりますが、通常生コンの比重は2.4程度です。
  
B 各型式の対応する生コンのスランプは、以下の目安です。ただし、搬送時間が長くなると、打設が難しくなってきます。

     ・標準型――8程度以上
     ・背低型――10程度以上
     ・口太型――6程度以上

さらに、固練りのコンクリートの場合はご相談ください。スランプ18など高流動コンクリートの場合は、専用型/高流動用も参考にしてください。
  
C 打設現場の作業環境、地形条件などを考慮し、一般型では作業効率が悪い場合は専用型も検討してみてください。
  


バケット取り扱い注意点
   
@ クレーンの積載重量を厳守してください。
   
     
A バケットに設計荷重以上の荷物を入れないでください。破損の原因になります。バケット内側の矢印マークの位置が規定容量です。入れ過ぎないようにご注意ください。
      
B 扉の開閉作業が一番危険を伴います。たとえば扉と足部の隙間のように、隙間が動きによって狭くなる箇所があります。特に二人以上で作業を行っていると思いもよらない動きで指を挟む、というような事故が予想されますので開閉作業を行っている作業者以外は原則、バケット付近に近づかないようにしてください。

   
C バケットのクレーンでの搬送中や打設時など、バケットに動きのある作業中は常に安全に注意して、危険な行動をとらないようにしましょう。

   
D 日常点検や清掃は欠かさずお願いします。
   
詳しい注意事項はこちらでダウンロードできます。
ぜひ、プリントアウトして使用者にお渡しください。  
クリックしてください→ 注意事項詳細

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